Dora's mistakes
おはようございます。今日もいい天気ですね。doraです。
本日は、失敗したことについてのお話です。昨日大宮エリーさんのエッセイを読んでいて、失敗する話って面白いんだなあと思いました。自分にとっては恥ずかしいだけのヘマが、読み手にとっては面白いネタになるのか〜と改めて気づきました。
私もしょっちゅうヘマして、ネタにしてきましたが、ここでひとつ紹介します。恥ずかしながら、よければ読んで笑ってやってください。それでは、どうぞ!
去年の春、ちょうど一年前のこと。私は仕事柄、そろそろ免許を取らねばならないときがきていた。免許と言っても、オートマの免許は持っているので、限定解除。マニュアルにする必要があった。
確実に必要、とは言われなくてないにせよ、ゲットしなければ。そう自分に言い聞かせた。そして、以前オートマの免許でお世話になった、近所の自動車学校に向かう。
マニュアル免許は、オートマ免許取得している身分からするとかなり楽、なはずだった。「あんた、普通の自動車には乗ってたん?」と聞かれ、
「いや、乗ってないです…」
「なのにマニュアル取ろうと思ってるんや?」
「はい…」
私の返答に、教習所のおじさんはあきれ顔。免許取得から丸々3年ほど経っていた私は、もう立派なペーパードライバーになっていた。そんなやつが久しぶりに乗るのが、マニュアル免許の講習。自分の危なっかしさと無鉄砲さに気づいていたので、おじさんの気持ちはよく分かる。
オートマの免許のときを振り返ると、あまりに試験に受からないため、もうやめようと何度思ったことだろう。ストレスのせいなのか、近くのコンビニでチョコを買って貪り食べていたこともあるし。数カ月サボって、もう行きたくないとぼやいていたこともある。そんな私がマニュアル免許などそう簡単に受かるはずもない。
何度か講習を落とし、それでも最終試験にようやくたどり着いた。当日、ふたりが呼ばれ、早速車に乗り込む。緊張で胸が締め付けられそうになった。体がこわばり、思うように動かせず、頭が真っ白になったあたりでストップがかかる。持ち点をすべて失ってしまったらしい。
簡単なところでのミス連発。いつもお世話になっていた、厳しい先生から、
「もっと丁寧に運転せないかん。習ったことなんもできてへんやんか」
というお言葉をいただき、もうひとりの試験に付き合って後ろでぼんやりと窓の外を見つめていた。
結局試験を受けることをやめることにし、お金だけ無駄にして教習所をあとにした。
「あー、もしあのとき免許取ってたらまた違ったのかもなあ…」と思いつつ、その仕事もやめたのだから、もしかしたらそういう巡り合わせだったのかもしれない。なんて、苦しい言い訳をブツブツ言いながら…。
いかがでしたでしょうか?本当に恥ずかしいので公開する気は全くなかったのですが、エリーさんの勇気に感銘を受けて書いてみました。みなさんも失敗したことがあれば、思い切って発表するのも案外愉快なことかもしれませんよ。そんな失敗も乗り越えて、今日も素敵な一日を!