庭という視点
おはようございます。まだちょっと眠いdoraです。
今日は、庭についてのお話です。私は庭が大好きです。自分の家にはほとんど庭といえるほどのスペースがないからなのか、なんだかすごく惹かれるのです。
最近本の話ばかりになってしまうのですが、梨木香歩さんの「裏庭」にこんな文がありました。
「日本ではねえ、マーサ。家庭って家の庭って書くんだよ。フラット暮しの庭のない家でも、日本の家庭はそれぞれ、その中に庭を持っている。さしずめ、その家の主婦が庭師ってことかねえ」
「なるほどねえ……。庭は植物のひとつひとつが造る、生活は家族の一人一人が造るってことですかねえ。深い、重みのあることばです」
昔フランスの庭師ジル・クレマンという人が「動いている庭」で地球という単位でみると、みな庭師だということを語っていました。
「できるだけあわせて、なるべく逆らわない」という彼の言葉は、庭だけでなく、家庭にも言えることなのかもしれません。地球単位でみたり、家族単位でみたりして庭を考えると面白いものです。
今日は、いろんなことを「庭」という視点で見てみたいなあ。それでは、今日もよい一日を◎