doraの空想茶室 物草庵

日常のなかに、ホッとするひとときを。

旅のカケラ―アメリカ・シアトル

こんばんは。今日も一日お疲れ様でした、doraです。昨日またまたリクエストいただきまして、引き続き旅を続けることになりました。またまた長くなってしまいそうですが、ご了承ください!

今回の旅は、アメリカ・シアトルから始まる2週間の旅です。まぎれもなく私の人生を変えてしまった旅でした。では、さっそくどうぞ!
※ツアーを終えて数年経過してしまっているので、細かい内容は全て忘れてしまってます!(とっても濃いツアーなので、隅々まで紹介したい気持ちでいっぱいなのですが…)今回は特に、ハイライトをお話しすることにしますね。(オーカス島、ポートランド、シアトルでお別れの四章にします。)

第一章 旅のはじまり、シアトル空港ではじめまして


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自分の人生が変わるなんて、全く思わず、このとき大学生の私は飛行機に乗っているのだった―。

きっかけは、2ヶ月ほど前に遡る。就職活動にはやくも挫折していた私は、とりあえず会いたい人に会おうツアーをひとり決行していた。
その中で出会った、ソーヤー海という謎のアフロ男性。「パーマカルチャー」を日本に広める共生活動家だ。それだけ聞くと、「?」で頭いっぱいになるか、「怪しい!」と思うかもしれない。ただ、やっていることは平和を目指したことばかりで、怪しい人物ではない(と私は言っておく)。

そんな彼が自分の好きな人やお世話になった仲間たちを紹介して回るというアメリカツアーがもうすぐあるという。
その中に「ポートランド」という文字が目に飛び込んできた。ポートランド―!地域について学んでいた私は、いわゆる「まちづくり」で先進的かつ人気なアメリカの西海岸の小さなまち・ポートランドにはいつか行きたいと思っていた。もうそんな機会はないだろうな、と軽く諦めていたのだが、そのチャンスが今目の前に、しかも私が素敵だと思える人と行けるチャンスが転がっている。
行きたいと手を挙げてみると、キャンセル待ちらしい。とりあえず応募し、運良く行くことになり、無事シアトル空港へと向かっているというわけだ。

 

シアトル空港で初めて会ったメンバーは、私とあと二人の同い年の女の子以外は年上。ソーヤー海さんをいれて3人に、同じくツアーをリードするえりさんをいれて女性は9人。みんなパーマカルチャーを学んできた人ばかり。私のようにポートランドに行きたいという至極シンプルすぎる人はいなかった。あとで聞いた話しだが、毎年開催するこのツアーには学生が来たことはあんまりなかったらしく、いつもと違った会になったそうだ。バックグラウンドもそれぞれで面白かった。

そうして、これから2週間寝食を共にするメンバーと自己紹介も含めた、チェックインが始まった。チェックインとは、ソーヤー海さん特有のシェア方法で、みんなで円になって座り、まずは自分を整える(数分間瞑想する)。そして、自分の体調とか今気づいたことを順番に話す。そこで話すときはネガティブでもポジティブでも何でもよくて、ただひとつ決まっていることは、誰かが話しているときはみんなただただ聞くことに専念するということ。それをこのツアーでは基本的には朝晩やっていた。(それについては、また後ほど話すこととしよう)。そうして、まだ敬語を使ったり、自分の話をポツポツし始めながら、私達を載せた車は空港を出発した。

いかがでしたでしょうか?はじめは軽く流してみました。衝撃的な旅ではあったのですが、ショック、というよりは、安心感の中で価値観が変化していったような感じでした。今の私は間違いなくあの旅が作ってくれた、そんな気がします。

本日もお付き合いいただき、ありがとうございました!明日もお楽しみにしてくだされば嬉しいです。

それではみなさん、今日も良い夜の旅になりますように。