旅のカケラ―アメリカ・ポートランド
こんばんは。今日はこのあと予定があって少し早めに投稿、doraです。
本日も引き続き、アメリカ旅のお話です。憧れのポートランドへ!そこで感じることとは―?
オーカス島の次に向かったのは、ポートランド。日本でいうNPO団体・シティリペアのマークレイクマンさんに会いに行き、彼らの活動を紹介してもらった。
シティリペアには、さまざまな活動家がシェアハウスに住み、活動している。海のゴミを使ってアート作品を生み出す女の子や、種をたくさん貯蔵して子どもたちに食育を学ばせる先生をしている男性など、さまざまだ。シェアハウスもカラフルなカラーが使われていたり、瞑想ルームがあったり、ちゃんと自然のエネルギーを活かした建築(シェアハウスは藁で断熱した壁だったりする)とか見るところが多くて面白い。
よくパーマカルチャーは「農業」の部分がフューチャーされるが、持続可能なデザインシステム自体のことだ。それを表しているのが、まさにシティリペアの活動だろう。
そうして、リーダーであるマークレイクマンさんの話がとっても面白かった。彼は、南アメリカで起こった農業革命(輸入品の値段が安く、国内産が売れなくなることによる農民たちの一揆みたいなもの)に参加し、現地の農民たちと声をあげていたそうだ(彼はポートランド出身)。それから戻ってきて、地元でアクションしていこうと考えた。最初に思いついたのは「フリーティーステーション」。要は無料でお茶を配る屋台みたいなものを始めたのだ。そこから、その屋台に集まる人が増え、お互いのことを話し合い、次第にコミュニティができていく。(私も研究していたが、サードプレイスみたいになったのだろうと思う。職場と家庭以外のもうひとつの場所のことだ)
そうして、そんなささいなアクションは、街全体をも変えてゆく。交差点の至るところに、小さな図書館(フリーリトルライブラリー)やおもちゃ置き場、休憩スペースなど、いろんなものが作られてゆき、そこでまた人の流れができる。道路に絵を描くことで、クリエイティブな印象的になるばかりでなく、車のスピード違反が減るという期待以上のことも起きた。
レイクマンさんのように、勇気を持って活動すると、こんなに大きなことができるのだ。そんな彼でも、まずは自分ができる小さなところから始めなさい、そう言っていた。私もできることから始めよう―。
いかがでしょうか?マークレイクマンさんの生き生きと、穏やかで、でも目の奥が輝いてる姿は今も記憶しています。物事を動かすことは、ときに難しく挫折しそうになりますが、私は小さな光を信じて、できることから始めて前に進む人たちは本当にカッコイイですね。
ようやく、次回が最終回となりました。また長い文章を読んでくださり、ありがとうございます!それでは今日も素敵な夜をお過ごしください!