生活はつづく
こんばんは。改めて、ほくほくdoraです。
今日は「そして生活はつづく」のお話です。あれ、どこかで聞いたことあるぞ…って方、大正解!そう、星野源さんのエッセイのタイトルです。
先ほど読み終わりましたが、星野さんの生活やだめっぷり(いい意味で!)が素直に書かれていて、サラサラ読める一冊です。今回はこの本について語りたいのではなく、わたしの師匠についてお話しますね。
わたしは昔自然食のレストランでアルバイトしていました。とはいっても7年前に3ヶ月だけ。ただオーナーさんは鮮明に覚えていました。師匠は灰色のひげを蓄え、どこかキリッとした目で、食に対して厳しく、筋が通った話し方をする人でした。
わたしのだめっぷりがすご過ぎて、師匠には何度も怒られていましたが、愛のある怒り方(だとわたしは思っている)をしてくれました。お金をもらう以上に、生き方、ものを見つめる姿勢をくれたのです。
ガラケーの師匠。わたしからお店に行かない限り関われないだろうなと思っていたので、まさかSNSでつながるとは思いませんでした。縁は巡り巡ってくるものなのでしょうか。なんだか不思議です。師匠もお店もやっぱり変わっていませんでした。変わったものもあるけど(ネットを使いこなしてたり)、変わらない大切なものはここにあるんだなあ、そう感じました。
師匠は、生活を大事にしている人です。自分で食べ物を作ることをなによりも愛しています。そして、そこから学んだはずのわたしはそんな「生活」から目をそむけてきました。掃除したり、ご飯作ったり、いわゆる家事に関しては、正直どうでもいい、というより嫌いでした(笑)。(ちなみに、かつて星野源さんもそうだったそうです!)
客観的に素敵に暮らしている人やその視点を見るのは好きだったのですが、自分がやることには無頓着。どんなに部屋が汚くても気にならなかったし、お風呂に入らず2,3日過ごしたこともありました。
それがこの数カ月、見違えるようにやるようになっていました(笑)。そうして少しずつ気づいていったのです。退屈だ、どうでもいいとしていたささやかな生活が大切だということに。
今は少しずつそれを学んでいる時間なのかもしれません。そうして、これからのことへ意識は向いていますが、やっぱり生きている限り生活は続きます。
いろんなことがあったって、続いていく。自分のいる空間やものをきれいにして、自分で食べるものを作ること。自分でやるって大事。今更ながら気づきました。
まずはきちんと家のことをしましょう。無理なく自分ができるところから。完璧じゃなくたっていい。だらけちゃった日があってもいい。また明日、もう一度やり直せばいいんだから。
自分に言い聞かせながら、お別れです。思った以上に長文になっちゃいました!みなさん、今日も読んでくださってありがとうございます。それでは、素敵な夜をお過ごしください◎