doraの空想茶室 物草庵

日常のなかに、ホッとするひとときを。

ずっとずっと大好きな人 坂本竜馬


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みなさん、こんばんは。今日も元気にいきます、doraです。

先ほど、取り組んでいた作業がひと段落してホッと一息ついています。そんなこんなで、今日はわたしが好きなこと・好きな人についてのお話をします。

好きな偉人はたくさんいるのですが、今日はパッと思いついた偉人・坂本竜馬についてお話します。日本人なら言わずと知れた有名人。いろんな作家さんが竜馬のことを書いていますが、わたしは司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」が大好きです。どこがいいかというと、竜馬が全然ダメダメな部分がよくわかって、親しみを感じるところです(笑)。

そう言っては竜馬に失礼かもしれませんが、司馬さんはことあるごとに竜馬はぼんやりとしている、まだ活躍していないと物語の中で何度も書くのです。司馬さんが竜馬よ、しっかりしておくれ、と愛を込めて叱咤しているようで、思わず笑ってしまいます。

竜馬がそう言われるのは、彼が時機をしっかり見定めてことを運ばせることに長けていたからなのだと思います。つまり、ちゃんと耐えらえる人だったのです。

竜馬のように、脱藩し、倒幕だ!と血気盛んな武士がゴロゴロいて、それぞれつばを飛ばしながら思想について熱弁するのです。そして、すぐにでも叩き切る!という発想のものばかり。どうにかして藩主を動かそうとしたもの、自分の知性を信じて戦略を立てることに注力したもの、それぞれの方法で世の中を変えるために命を懸けていた彼らは、「今」動いていました。竜馬のやり方は今騒がれているAでもBでもない(倒幕か勤皇)、Z(商売)だ!みたいな、もうどこから出てきたその発想?ってくらい先取りすぎる考え方を持っていたのです。それゆえに、それができる時を待っていたのです。そりゃあ第一戦線で戦っている人から見れば、悠長なやつだなあと思ったでしょう。(剣の達人のくせに商売?とわたしでも思ったかもしれない(笑))

でも彼のそのあり得ないとされた突飛な発想とどこか抜けたところとユーモアのために、大事は成し遂げられたのです。すぐに動くだけでなく、時機を待つこと。やはり自分でうまくそのバランスを見はからっていくしかないのでしょう。

彼は本当に人間らしく、というより動物らしく人生を精一杯生きていたのだと思います。そんな命のきらめきにわたしは胸打たれるのです。そんなこんなで本日はわたしの好きな偉人・坂本竜馬のお話でした!みなさん今日も素敵な夜をお過ごしください。