a storn story 2
こんばんは。最近ラジオを聞いてます、doraです。今日も引き続き石の話をしますね。みなさんの素敵な夜のお供になれば幸いです。ではまた。
a storn story 2
ひだのように広がるしわ。
ずっとずっと、わたしが想像できないくらい昔から生きてきた。
白い星を全身に刻んで、
その光を見ないまま、
ただひたすら時を過ごしてきた。
ときどき、キラリと光に反応して、
当たっては輝き、当たっては輝く。
手のひらにまたたく宇宙の光。
この白は、まるでわたしたちみたいだね。
そうかな。
うん、わたしにはそう見える。
そうして、このたっくさんのきらめきの中から、一瞬でもきらめいて、ね…
うん。
一瞬でもあなたに会えた。
うん。
それが、わたしは本当に嬉しいの。
そっか。
どこかで誰かがささやくように話しかけられたんだけれど、(確かにそう聞こえたんだけど)ふっと顔を上げた瞬間に消えてしまった。
音の余韻が、風の音ともに通り過ぎていく。
どこか泣きたいような、くすぐったいような気持ちになって、思わず上を向いた。
こんなとき、美しい青空だ、って言いたいのに。残念ながらくもりだった。少しグレーがかった雲に覆われた空。なんだかわたしらしいな、と思わず口の端が緩んだ。