a storn story 6
こんにちは。今日も書きます、石の話。それでは、さっそくどうぞ〜
a storn story 6
アルケミスト的な散歩。
今日散歩しながら、石を見つけようとした。外だし、どこにでも落ちてるだろうと意識しながらいくものの、なかなか見つからない。
そうこうしているうちに、目的地に着いてしまった。さあ、次こそ探すぞ、とできるだけ下を見ながら歩く。
見つからない。
ああ、今日も昔拾った石の話を書くかな、と諦めかけたとき、ふとひらめいた。
玄関から家に入り、ドタドタと廊下もリビングも突っ切って、庭、といえないほどの小さなベランダから外に出た。
そこには、いくつかの手頃な石が落ちていた。
なーんだ、君はそこにいたんじゃないか。
うん、僕はずっといたよ。君も気付いていたじゃないか。
そうだね。でも、もう少し早く教えてくれたってよかったんじゃない?
わたしはぷんぷんしながら言った。
でも君は、おいしそうなおかしもスーパーで見つけられたし、ほしいハーブも手に入れたし、植物とデートもできたじゃないか。
石はにっこりとほほえんだ。
楽しい冒険が、できただろう?
それでは今日も素敵な一日を〜◎