doraの空想茶室 物草庵

日常のなかに、ホッとするひとときを。

クソオヤジ

こんばんは、今日は風呂上がりのビールがおいしいです、doraです。

いきなり口の悪いタイトルからスタートしてすみません。自分で自分の嫌いなことをやってしまいました(笑)人の悪口を言うことを軽蔑していたくせに、今は率先して「クソオヤジ!」と言っています(心の中で)。「クソオヤジと呼ばれてもいいがね」と少し前に言われたのですが、冗談ではなくて、多分本気でそう思ってると思います(笑)

過去を振り返ると、「儒教の教えを守る、信義礼智親忠孝!」みたいなことを自分に課したことがあり(僧侶か!)、そのときは聖人になるかごとく本気で守り続けてました(親孝行するとか、人の悪口言わないとか)。それが必ずしも悪いとは思いませんが、「正しい」と決めすぎると、それ以外を許せなくなり、心が過敏で神経質になって行きます。

昔の中国のお話に、屈原という賢者が、政治の汚さに辟易して、身投げしようと海に行きました。そこで出会った漁師が彼から話を一通り聞いたあと、「泥水をすすっている人たち(屈原の言う腐敗した政治家)がいれば、同じように泥水をすすって、自分の成したいことをすればよいのではないか?」と言う印象的なシーンがあります。自分の高潔なルールを大切にしているだけでは、政治は動かない。そこには、どうしても逃れられない欲が混じるのだと思います。

話が脱線しましたが、そんなふうに、正しさを決めつけたら、視点が狭まるよ!というお話でした。わたしは今なら、信頼があれば悪口もありではないかと思うようになりました。

 

それでは今日はこんなところでお暇します〜!みなさん、今日もよい夜をお過ごしくださいませ◎