doraの空想茶室 物草庵

日常のなかに、ホッとするひとときを。

作り手と書き手のクロスロード


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こんばんは。今日は少しヘトヘトdoraです。
突然ですが、本日はわたしが考えていたことを発表します!

 

実はおととし、海のそばに住んでいたときの話です。わたしには当時作りたかった冊子がありました。その背景には一冊の古本屋さんがあったのです。

 

そこは、わたしの住んでいたエリアの商店街の外れにありました。セレクトがハイセンス、店主がいい抜け感ですぐに好きになり、何度も足を運んだものでした。そうして、そこで出会った人たちと交流したり、文学や芸術について語り合う日々を過ごしたのです。

そんな古本屋さんに集う人は、どこか変わっていて、でもものすごく面白い人ばかり。そこで、せっかくならみんなの個性を出せる冊子を作りたいと構想を練っていたのです。

結局その冊子は実現できませんでしたが、(もしかしたら違う人が引き継いでいるかも…?)今につながる大切な機会となったのです。

 

すみません、前置きが長くなりましたね。それでは、当時わたしがいろいろもがきながらもひねり出した、あいさつ文を、どうぞ!

※ALS:冊子の名前

ALS1号を手にとっていただき、ありがとうございます。いち書き手として、編集長としてうれしい限りです。

雑誌や本などの書籍は、しっかりしたレイアウトと誤字脱字のチェックなど厳しいルールを乗り越えた本。やっとそのチェックを潜り抜けたのちに、書店におかれて私たちのもとに届きます。そんな商業的なプロの本は、誰にでもストレスなく読めるよう、細部の細部まで気が配られたとても丁寧な仕事の結晶。目には見えないけれど、実に多くの人々の真剣で真摯な思いが一冊一冊に詰まっています。

そんなしっかりと完成させられた本も素敵ですが、そこまで到底追いつかないけれど、荒削りで未完成なものがあってもいいんじゃないか。そんな素朴な疑問と古本屋「AIMS」に集う知識人たち(ごくごくふつうの楽しい仲間たち)のそれぞれの分野のお話が交わり、この本が誕生しました。

下手でもいい。間違ってもいい。
熱意をもってつい語っちゃうくらい好きなことが誰にもあるはずです。そんな熱意を表現する場がALSです。どんな人でも、どんな表現でもその人の表現はその人のもの。一流の作家やプロのライターじゃなくても自分を表現できることを知ってもらいたい。そんな思いが私にはあります。(私にもできたんだから…!)

いつかこの読者が、一緒に制作する作り手になることを祈って。

 

みなさんもぜひ今日から何かの作り手になってください!(笑)一人でもすぐにできることからやっちゃいましょう。

本日も長かったですね…お付き合いありがとうございました!それでは今日も素敵な夜をお過ごしください◎