本との新たな関係
こんばんは。今日は庭にすずめが来て幸せになりました、doraです。
今、少しずつ書くことのリハビリをしています。今日は、突然湧いてきたので久しぶりに気づき話をしますね。
最近のわたし。本がめっきり読めなくなりました。3度の飯より本が好きなわたしとしては衝撃でした。少なくともわたしには些細なこと、で片付かなかったみたいです。
ショックですが、どうしようもない。手にとった本をパラパラ見ては、ああー、読めねえー!と諦めのためいきをつきながら棚に戻す日々でした。
そんなときにネットで出会った本。このご時世ですが、予約して今日ようやく図書館で借りることができました。
タイトルは「本を読めなくなった人のための読書論」若松英輔(亜紀書房)
タイトル通り、本が読めなくなったら?について書かれた物珍しい本です。
最近コロナでstay home、おうち時間を読書しよう!みたいなキャッチがテレビに流れたり、有名人が言ったりするのですが、そのたびに、「だから読めねーっつの!」とちょっと怒ったり、悲しくなってました。そんなやさぐれた本を読めないやつにも若松さん(著者)は優しい…。考えも押し付けないし、こういうのもあるよー!もしよかったらどうぞ!みたいに書いてくれるので、その優しさにほだされる。泣きそうになります(笑)
せっかくなので、本の中の、わたしがときめいた部分をご紹介しますね。
借りてきた本は、「読む」のではなく、「眺める」。まるで、画集や写真集を手にするときのように眺めるのです。
「あたま」で理解するのではなく、「こころ」で言葉の風景を感じるのです。そうすると、気になる言葉が浮かび上がってきます。*
本を読めなかったとき、私は自分に必要なものを自分の外に探していました。しかし今は、そのほとんど―おそらく、本質的な意味ではそのすべて―は、私たちのなかにもともとあった何かだと感じています。
わたしはこの本に出会って、本との、それを取り巻く世界との関係性を結び直そうと決めました。(内観からの流れなのかなあ)
本が読めなくなってもやもやしたり、悲しくなったり、なんで!?ってびっくりしたり、イライラしたりしてる人がいれば、ぜひこの本を一読(パラパラ見るだけでいい)してください。若松さんの柔らかな文にリードされながら、今の自分にピタリと合うヒントがきっと見つかるはず。そして、本と新たな関係性を作り上げてほしい、そう願います(そして、わたしも読めない仲間だから安心してねと言いたい(笑))。
それでは長くなりましたが、ここまで。storyもあとでアップします〜。
今夜も素敵な夜をお過ごしください〜◎